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東日本大震災後の活動状況の中間報告 ……(社)日本建築家協会JIA福島
今回の東日本大震災によって被災した方々のために少しでも役に立ちたいという思いで、
それぞれの建築家がJIAという立場を超えて被災後1ヶ月あまり活動してきました。
福島県も大きな被害をうけました。 報道等でご存知のように、福島は地震、津波、原発に加えて予想もしなかった風評被害が重くのしかかり、
被害はいまだに進行中で、復興に向かおうとする気持ちを押さえつけます。今までの被災地の災害復興とは違う道を辿るのだろうなと思っています。
まず、私たちが行なった最初の作業は応急危険度判定として各地を廻り、被災した建物を専門家として診て危険かどうかを判断することでした。
自分の家は大丈夫なのだろうかと不安がる住人から言われた「とにかく専門家が見てくれて、駄目と言ってもらったことで気持ちが楽になった」という言葉が忘れられません。責任は重いと感じました。
これからやらなければならない大きな課題の一つが、応急仮設住宅の建設です。
仮設住宅について県は、当初14,000戸の建設をプレハブ建設協会と検討していましたが、建設資材や労働力確保の観点から、
県内企業の活性化と県産材活用を目的に4,000戸の木造仮設住宅を公募という形でその作業分担を図ろうと、建設事業者を対象に11日に発表、
18日に締切るという短期間で公募が行なわれました。(昨日の飯舘村からの避難が決定したことで、総数が25,000戸に増えました)
私たちは参加しようとする建設業協会などの団体に設計部分での協力を申し出て、無事提出することが出来ました。
阪神大震災以来さまざまな形で提言されてきた応急仮設住宅の問題である居住者の『コミュニティー問題や生活の質』を少しでも改善、
実践できないかと模索し、風評によって出荷できない県産の木材をふんだんに使って、むしろ住み心地の良い仮設住宅を提案できるチャンスと考えました。
豊かとはいかないまでも人と人が助け合って生き抜いていける生活の場を、少しでも多くの人に提供する手助けがしたいという使命感を持って全力投球で参加し、少しだけ今はその満足感に浸っています。
一方、避難施設での暮らしを余儀なくされている方々の環境をダンボール間仕切りで改善する、
そして避難者がお互いを知るのに表札のような情報掲示の提案などを検討していましたが、
今週21日、避難所になっている郡山のビッグパレットで坂茂事務所が500組の簡易間仕切を設置する活動を受けて、
地域会でボランティア協力することになりました。
まだまだ中間報告でしかありませんが、復興住宅についてどのような提案ができるのか。
原発問題が世界的ブランドになった『フクシマ』は、それこそ何年で故郷に帰れるか見通しの付かない被災者の方が大勢います。
私たちのやるべき事、やれる事は膨大にあります。その時々において皆さんのご協力をお願いするかもしれません、
その時は力をお貸しください、お願いします。
平成23年4月18日
JIA福島地域会会長 阿部直人
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